52.祝!涸沢合宿 |
日程 |
8月11日〜16日 |
8月11日 |
涸沢徒然日記:報告者(Nayu) |
詳 細
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総評
代表U:
アルムクラブにとって40余年ぶりの涸沢合宿でした。人も登山スタイルも変わりましたが穂高の大自然は変わらぬ優しさと厳しさで我々を迎えてくれました。
涸沢合宿登攀隊長Kuni:
総勢14名と大部隊の涸沢合宿、当初前穂北尾根や滝谷にも行きたいと思っていたが、予想外に天候が悪く、パーティ全員の希望を満たすに至らなかった。今シーズン、穂高の吊り尾根はいつも厚いガスに覆われ、毎日のように午後に降り出す雨に悩まされた。
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8月11日 |
晴れ 参加者:男性3、女性2
沢渡の駐車場の食堂でこれから一週間いただくことが出来ないであろう綺麗で清潔な食事を楽しんでいると、Kuniさん、Mamiさん登場。荷物を分担、整理してバスに乗り込む。
憧れは上高地漫歩。なのにいつも上高地では重いザックに喘ぎながら歩いている自分。どこで違ったんだろう?そんなことを考えながら、もう一人の今日合流予定のyamagさんと当初のテント予定地、徳沢で合流。はぁ、やっとテントが張れる。えっ?だめ?U代表のあの様子では横尾までは許してくれそうもない。みんなしぶしぶ再度ザックを担ぎ、無言やけっぱちで横尾へと急ぐ。
横尾でテントを張り、落ち着くと、Yamagさん、U代表は青春の屏風岩を見ながらビールを飲みのんびり。横尾の夜を楽しんだ。
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8月12日 |
晴れ 参加者:男性3、女性2
涸沢に向けて歩き出す。重い、重いとにかくザックが重いのよ。一歩一歩行くしかない。
途中屏風岩でYamagさん、U代表の開いたルートの説明やいろいろな話を聞いてやっぱすごい人たちなんだと改めて感じ、これからはもっと素直に言うことを聞かなくてはと反省?
ザックの重さと格闘しながらも何とか涸沢!ビールを飲む。おいしい!がんばってよかったね、じ・ぶ・ん!!そしてテントを張り、明日は前穂W峰正面壁。食事もジフィーズと寂しげ、早めに切り上げて就寝とした。 |
8月13日 |
参加者:男性4、女性3、(本日涸沢入り男性2、女性1、男性1名下山)
天気は?・・・・すこぶる良い。行くしかない。不安をちよっと抱えながら出発。
4名は早朝の涸沢をあとに前穂高W峰正面へ向かう。登攀後涸沢帰還は
18時過ぎ。本日涸沢入りの皆を心配させてしまう。 |
8月14日 |
雨 停滞 参加者:男性7、女性2(本日涸沢入り男性4)
今日は滝谷ドーム中央稜登攀と思っていたが夜中から明け方雨が降っている。朝起きると天気は曇り。北穂、涸沢岳の稜線はガスで見えない。滝谷はどうみても無理。さぁ停滞だぁ。
お天気が回復したら屏風の頭にでもハイキンぐぅーと思いきや雨はひどくなるばかり。じゃーもう飲んでしまえ!朝から飲み始める。そして、アルム定番のお好み焼き!新メニュー焼おにぎり!あぁー極楽。
雨が強くなり始めたころ、テントの外で「着いたぁー」。Nobuちゃん?!紆余曲折期待させては落とし、結局ひとりで4.5テン一式、ロープ、おでん用卵15個、パスタ1200g等々、その上、3Lのワインを担いできた。いいぞ、男、Nobu!
小雨になったのでテントを張っていると親分K会長ご登場。なぜか、U代表との会話が学生時代の先輩後輩になっている。やっぱり良いなぁ、アルムクラブ。さらに、まさにバケツをひっくり返したような大雨、雷、テント浸水とあわただしくなったころ、テントの外で誰かが私を呼んでいる。何事?顔を出すとお手製のN男風雨合羽を着込み、ずぶ濡れのHosorin!
声をかける暇なく「Jerryさんを迎えに言ってくる!」一言残し再び雨の中へ。かっこいいぞHosorin。Jerryさんも無事到着してみんなで乾杯。明日は晴れますように…。
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8月15日 |
くもり一時小雨 参加者:男性7、女性2(本日涸沢入り男性1)
どうもすっきりしない。今日も滝谷登攀は無理。では、北穂東稜へと変更 |
8月16日 |
曇り 参加者:男性7、女性3(本日涸沢入り女性1)
明け方すごい風で目が覚めた。テントが潰れそうである。朝起きたら今日も涸沢岳への稜線は濃いガスがかかっている。いっそのこと撤退してお風呂に入ろうと言うことになった。では、今日から参加するKikuに連絡。出ない…。それなら下りながら「kiku狩り」ということになりテントを撤収する。何だか寂しい気分だが仕方がない。また来年チャレンジ!奥穂にいくと言うKinoriさん、餓鬼岳へと縦走していくK会長と別れお風呂へと急ぐ。そして、屏風岩をまた眺めているとKiku無事捕獲ではなく無事合流。わけのわからないKikuを温泉と言う言葉で釣り?上高地へと急ぐ。そして、結局、奥飛騨のキャンプ場で温泉、打ち上げ。こうして、アルムクラブ初の合宿は終わっていった。
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