メンバー:会員1(男性1)
2006/9/4
コースタイム:
カナダのBritishColumbiaを車で旅行したが、訪れた温泉地RadiumHotsSpringsの近くにカナダの岩登りのメッカBugaboo山群が近いことが解った。温泉でゆっくりという誘惑を断ち切ってカナダ有数の花崗岩の針峰群の見物トレッキングへ出かけた。Radium温泉は日本の温泉とは違い温かいプールと水泳プールがある。水着着用の温泉で日本の温泉とは大分赴きが違う、スイスの温泉も同じ様なものであるがもう少しきめ細かいものがある。
そのRadium温泉から簡単に登山基点まで行けると思っていたが道路の標識が小さく Brisco近くの林道で道を間違え30分程時間をロスしてしまう。GlacierParkの駐車場は満車状態であったがすれ違った下山の2台ほどの車のスペースが空いていた。この週末はLabourDayの週末と此のところの好天気ということで登山者は多いらしい。
ヤマアラシ対策のChikenWireを敷設するのに一人では時間を食う。日帰りでは必要ないとも思ったが念のため。駐車場からは小川の流れる森林地帯を歩くが日本では貴重なサルコシカケなどのキノコ類が自生し ビーバーの生息しそうな川が流れているが氷河の直下の乳白色の川ではありえない。氷河の末端のモレーンからは右の山肌を登っていく。道は良く整備されており全く問題なし。途中のお花畑もシーズンの終わりらしく残念であった。
最後の登りにワイヤーのフッククスや鉄の梯子が現れるが穂高の登山道と変わりはない。しかしながら小屋が近いと認識してからが意外と時間がかかってしまった。今日は全くの軽装だったが、登攀道具や食料、寝具を運べばガイドブックのように2時間から3時間かかるだろう。
小屋は見かけより大きく50名を収容できるとのこと。小屋から200m程2段目のプラトーまで Cresent氷河の下端まで登ってみたが、小屋からの景色と迫力が違ってくる。BugabooSpireのKainルート(南稜)などは問題なく登れる感じがする。北東稜も近くで見ると傾斜が意外と少ない。岩質は雲母質の多い輝くような花崗岩で一度は登って見たいとの感じを強めた。小屋からの下りは時差ボケも加わりだらけてしまったが 下山後RadiumSpringsのプールで元気を取り戻した。
今日のトレッキング中、下って来るたくさんのクライマーと挨拶を交じわしたが、殆どが20歳台の若者なのに驚いた、しかし昔を思い出し、それが本来あたりまえなんだと妙に納得してしまった。
駐車場付近からのBugaboo山群。右上にCMHの小屋がある | ヤマアラシ対策 |
Bugaboo氷河のHoundsTooth | 登山道から見たSnowpatchSpire |
HoundsTooth | |
サルノコシカケ日本では高価かも? | お花畑少々Season−off |
小屋の近くの梯子 | 小屋からのSnowpatchSpire |
BugabooSpire | 小屋の前の広場 |
ConradKainHut | Cresent氷河下部よりBugabooSpire左端が南稜(Kain稜)、右端が北東稜 |