2006/11/18

鶏冠山

メンバー:会員3、会員外1(男性4)


11月17日前夜発11月18日鶏冠山往復

11月17日金曜日 
鶴ヶ島午後8時20分発、秩父街道、秩父往還を快適に飛ばす。秩父市を離れ山奥に入るほど道路は快適。約2時間強で到着。雁坂トンネルを出た所が西沢渓谷入り口直ぐ近くの道の駅でI氏らと合流後早々に就寝、彼らはテント泊、我々は車の中。気温2度 満天の星

11月18日 快晴 気温4度 
6:30標高1100mの駐車場を出発。Y、I、S、Hの4名 合計195歳
秩父方面へ戻り、橋の手前を右に入ると西沢渓谷への遊歩道となる。装甲車でも突破できない立派なゲートが有り、脇に人用の意地悪ゲートを通過

7:10 西沢渓谷への吊り橋を渡ると直ぐ右へ。立ち入り禁止の看板を見て河原に出て左岸へ徒渉。右からの鶏 冠沢左岸を登り右岸の登山道へ2度目の徒渉。1-2回目とも徒渉に失敗し両足たっぷりと水につかってしまった。ここからの登山道は明瞭。1200m地点。ここからは急登のみ。脛、ふくらはぎの筋肉が突っ張ってくる。

8:04 1400m 気温6度。風もなく気持ちよい。

8:33 1600m 1400m地点からこのあたりまで登山道はシャクナゲの林の中。開花時期はすばらしいでしょうネ。

8:55 1720m 第一岩峰基部?左に巻く。岩角、木の根を掴んでの登り。

9:00 1770m 先行パーティに追いつく。とっても腹がすき力が入らない。大休止、腹こしらえ。

9:21 1810m コル到着。左は登山口から見える大きな岩。右の稜線へ。

9:41 1960m 第2岩峰基部。単独で直登をするがもろい岩でスタンスがぐらぐらしている。ここを登ってはいけない(反省)。
この岩を左から回り込むと本来のすっきりした第2岩峰基部に出る。この岩はノーザイルで簡単に直登。右に巻き道が有る。先行パーティを抜いた。

10:25 2010m 第3岩峰基部。山頂まで50mほどで有る。登攀準備をしていると先ほど抜いた4名のパーティが到着、彼らは巻き道へ。
本日の大目標は第三岩峰直登、岩峰取り付きは高さ7mほどのフェース、7-80度、2mほど上の所より右斜め上に向かってスタンスホールドが有り。30年ぶりのリードでは不安が出て、左に逃げた。岩角を回り込むとノーザイルで良いくらいの傾斜となった。左側はスパッと切れている。斜上後松の木でビレイを取り、さらに10m直上すると真新しいボルトが打たれた立派な支点があり登攀終了。2nd以後はトップロープの安心感か取り付きフェースを直上してきた、Y氏に確保をお願いし先に山頂へ。山頂には抜かれた4名パーティが昼食中であった。

11:00 全員の登攀完了

11:09 2060m 全員山頂着。昼食中からガスがわき出した。天気予報どうり。長居は無用、昼食後登山ルートを忠実に下る懸垂下降初めてというS氏も無事クリアー。

12:25 全員が懸垂下降終了。第2岩峰に先行パーティが見える何時に追いつけるか?

13:07 1810mのコル着。

14:10 先行パーティに追いつくI氏の目標達成。

14:33 立ち入り禁止の看板がある吊り橋着。下りの徒渉は簡単であったが大きな淵が行く手を遮り、滑り落ちそうな崖を大きく高巻く。

15:00 駐車場着。気温は8℃、体が冷えて寒い。売店で暖かな白酒を振る舞われ一息つく。干しぶどうを戴き一 休みしたのち解散

19:20 自宅着。 

秩父往還途中の温泉で汗を流した後帰宅。鶏冠山登山の標高差は約1000m、徒渉、木の根、岩角を掴んでの登山、岩有り、岸壁登り有り、ルート上に人工物が無く変化に富んだ面白い山です。
本来の登山道にとりつくまでの徒渉点は明確でなくパーティによりそれぞれ、後発パーティと思われる沢靴などが鶏冠沢出会いの徒渉点にデポされていました。なお稜線は左右が切れた所やクラックを登るなど、結構楽しめる場所が何箇所か有った。下山時は要注意。初心者を引率での登山はお助けロープが必須であろう。