2006/2/10〜11

鳳凰山

メンバー:会員1名

コースタイム:


久し振りに2月の鳳凰山に登った。
冬の間、唯一開いている南御室・冬期小屋に泊まり、薬師岳と観音岳を往復。
結構深いラッセルを強いられたが、好天にも恵まれ、白峰三山を始め、甲斐駒や富士山、八ヶ岳などの素晴らしい眺望が楽しめた。
2月9日午後に蓼科を出発し、芦安温泉に1泊。

翌朝、登山口の夜叉神の森まで車で入った。途中にゲートがあり、開門時間は午前8時から午後5時まで。
最近かなりの降雪があったらしく、夜叉神峠の手前でスノーシューを着けた。峠からは南アルプス連山の眺めが素晴らしかった。平日ということもあって他に登山者はおらず、かすかなトレースと赤布を頼りに進んだ。

長い樹林帯を抜けると展望が開け、左手に白峰三山、後方に富士山が見え出す。真っ青な空のもと、苺平まで気持ちの良い雪原が続き、再び樹林帯に入って暫らくすると南御室小屋に着いた。

登山口から7時間半。途中の雪はかなり深く、スノーシューを持参しなければ、明るい内に小屋まで登るのはとても無理だったと思われる。冬期小屋は思ったよりも快適で、この日は一人だけなので、中にツェルトを張って寝た。
翌11日も快晴。夜半は強風が吹き荒れていたものの、朝方にはほぼ収まり、7時半に小屋を出発した。暫らくは樹林帯の中の急な登りが続くが、薬師小屋手前にある砂払岳の岩場でスノーシューを脱いだ。真近に聳える北岳が一段と迫力を増し、これから目指す薬師岳と観音岳もよく見えた。

薬師小屋は完全に雪に埋まっていたが、その先の薬師岳から観音岳にかけての稜線は、風が強いせいか雪も少なく、アイゼンは付けなかった。観音岳山頂に着くと、それまで見えなかった甲斐駒ケ岳が眼前に姿を現した。北岳、仙丈岳といった南アルプスの山々は勿論、富士山や八ヶ岳などの展望も実に見事だった。
薬師岳から見た北岳
観音岳山頂より富士山
観音岳から八ヶ岳
2/10:夜叉神の森・登山口(8:30)〜夜叉神峠(9:50〜10:00)〜南御室小屋(16:00)

2/11南御室小屋(7:30)〜薬師岳(9:40)〜観音岳(10:20〜10:30)〜
       南御室小屋(12:00〜12:20)〜夜叉神峠(15:00)〜夜叉神の森・登山口(15:40)