2006/7/30-8/3

薬師・黒部五郎・鷲羽・水晶

メンバー:会員1(男性1)


黒部五郎岳 鷲羽岳
水晶頂上 水晶から赤牛岳
水晶から鷲羽左は槍ヶ岳 水晶から三俣蓮華
水晶から黒部五郎 薬師岳頂上
薬師岳頂上 太郎平小屋(2泊お世話になりました)
太郎平から左から水晶、鷲羽、三俣蓮華 太郎平から薬師岳
7月30日:
折立8:15〜太郎平小屋12:00車で立山I.C.経由有峰湖から折立へ。
駐車場に車を置き高校1年の夏山合宿の逆コースを辿り、何十年振りかの太郎平へ。梅雨が明けたばかりで途中は曇っていたが、小屋に到着する頃から、薬師岳が左手にその姿を見せ始めた。太郎平では眼前に水晶・鷲羽・三俣蓮華・黒部五郎と素晴らしい景色が待っていてくれました。
早く、太郎平に到着したので、小屋の横の水場で体を拭き洗濯,序でに頭から水を被って中々快適でした。その後,お湯を沸かし、昼飯をーーー。夕刻まで時間が有ったので洗濯物を干しながら昼寝。19時には寝ていました。

7月31日:
太郎平小屋5:10〜北の俣〜黒部五郎9:25/9:55〜黒部五郎小屋11:20/12:20〜三俣蓮華〜三俣小屋15:10
朝食を弁当にして貰い、早めに出発。北の俣辺りからガスが出だしましが、すぐにガスも切れて素晴らしい天候の中を,黒部五郎へーーーー。この稜線は、高坑2年の合宿以来だが、キスリングを背負って歩くのに比べ,今日は快適そのもの。頂上でユックリして、ザックをデポした肩へ戻り、一気に水と岩のカールを駆け下り黒部五郎小屋へ。既に小屋泊の登山者がビールを飲んでいたが、此方は先があるので豊富な水を利用させて戴いて,昼食をゆっくり摂って大休止。
昼食後の、三俣蓮華への登りは結構キツカッタ!天幕場と水場を過ぎて三俣小屋へ。最近、韓国で登山ブームと聞いていたが、八ヶ岳の時以来の韓国人の何十人かの団体に遭遇。彼らは男女得を問わず、流しで頭は洗うは、洗濯を始めるはーーー。キムチの臭いはすごいはーーーと言う事で大変でしたが、ここでも,天幕場の横の沢で洗濯・体を拭きマタマタ、頭から水を被って快適でした。

8月1日:
三俣小屋5:45〜鷲羽岳7:10/7:30〜水晶小屋8:50〜水晶岳9:20/10:00〜水晶小屋10:20/11:00〜祖父岳12:30〜雲ノ平山荘14:10/15:00〜薬師沢小屋17:10
夜中から、ものすごい雨。梅雨が明けたのに,全くーーーと様子を見ていましたが、小降りになったので出発。予定より大分スタートが遅れたが、急登を登って行くと、鷲羽岳に着く頃には雨も止んだが眺望は無し。鷲羽池も槍ヶ岳も見えず。残念。 鷲羽岳を下り、水晶小屋に向かう頃から天候も良くなり、最高の稜線歩きーーー。水晶小屋にザックをデポして頂上を往復。
頂上からの景色は最高!昔は此処から、赤牛〜高天が原〜雲ノ平と行ったが,今回は眺望をゆっくり堪能して、水晶小屋へ戻り、此処で昼食。今日は雲の平山荘泊の予定なのでここでもユックリ。でも後でつけが廻ってくるとはこの時は思っていませんでした。祖父岳から雲の平へーーー。眼下に天幕場が見えた頃から,何と何と、日本庭園へ降りて行けません。何時からかは知りませんが、自然を守る為かハイ松の稜線に登山路が出来ていてアラスカ庭園から雲の平山荘へ導かれ、天幕場は迂回していました。泊まるつもりで大休止して水を沸かそうと思って小屋に行くと,何と天水です。その上に天水のタンクの処には、“生水のままでは飲まないほうが良いかも知れません”と馬鹿なことが書いてあります。雲の平で水が無いなんてことは信じられないので、ゆっくり御湯を沸かしてから、薬師沢へーーー。高校の時は、木道も無く、そう言いえば薬師沢も橋が掛かっていなくてーーー何て事を考えながら石とコケで滑りそうな沢を下りて、薬師沢へ。
夕方、17:00過ぎになっていたので小屋の主が対岸から,梯子と橋はこっちこっちと教えてくれました。一寸,行動時間が長い1日でしたが、北はやはり水が豊富だからこそ北であって、何て言いながら今日も頭から水を被って快適快適。薬師沢は小屋も食事も何よりも水が良いところです。水音を聞きながら,爆睡しました。

8月2日:
薬師沢小屋5:30〜太郎平小屋8:00/8:15〜薬師小屋9:40/10:00〜薬師岳11:00/11:40〜薬師小屋〜太郎平小屋14:10
沢の音で眼が覚めて、小屋の朝食を食べて太郎平へ登り返しです。之も高校の合宿の時のキスリングに比べれば楽な筈なのですが、結構キツイ登りでした。
3日ぶりで太郎平へ。荷物を軽くして頂上往復。3度目の頂上でしたが、スゴ・五色が原・立山・剣方面はガスで眺望無し。一寸、残念でした。頂上では、東京医大の医師と看護婦が高山での医学データーを取っていて、測定とアンケートに協力したら、元気ですねと言われてしまいました。ウウ〜ん(?)。
薬師は最初に,頂上に立った同じ年の正月に愛知大山岳部が遭難していますが、確かに,吹雪いていると黒部側にルートを間違えそうな感じの稜線です。頂上でゆっくりして太郎平へーーー・マタマタ,今日も頭から水を浴びて(今日は,被るでなく浴びました)小屋の前で、写真を取りました。登ってきた黒部五郎〜三俣蓮華〜鷲羽〜水晶ーーー。一寸方向を転じると薬師がーー。楽しく、昔を思い出させてくれた素晴らしい山行でした。

8月3日:
太郎平小屋6:30〜折立9:55
ゆっくりと、景色を見ながら折立へ途中、剣岳もその姿を見せてくれました。最高ーーーー!車に戻り、日帰り温泉でゆっくりと垢を落とし、一路東京へーーー・