2006/6/3

谷川岳:一の倉沢衝立岩中央稜

メンバー:会員3名

コースタイム:


金曜の夜の業務終了後、今回の集合場所である神田駅前に急いだ。

仕事疲れで 体がだるい。案の定、谷川岳に向かう車中で車酔いから腹痛・吐き気を感じほとんど立ち上がれない状態になってしまった。

翌日、他のパーティーが皆出発してしまった後の6:30に起床まだ軽い吐き気がするが、天気は快晴であり、とりあえず一の倉沢出合に向かうこととする。雪渓を前にして、体調不良であるが、気持ちを引き締め7時過ぎに入渓。しかし、テールリッジを登っていても、体に力が入らない。
それでも何とか 8:30には中央稜基部へ到着できた。

当初計画で予定していた南稜を見ると、南稜テラスに先行パーティーがざっと15人はいる。

南稜登攀では、何時に登攀開始になるか分からない状況。あきらめて 残りの行動可能時間とパーティーの力量を勘案し、先々週登った中央稜を再度登ることとした。

8:45登攀開始。幸いにも体をねじる登攀行動とともに、体調が復調し、衝立の頭には昼前に到着。先々週よりかなりハイペースで終了地点に到達できた。

雪渓を行く。この日出発が一番遅いパーティーとなってしまった。

テールリッジ末端

中央稜取り付き

下山は、前回、コップスラブの雪渓トラバースで時間を大きく消耗したことから、北稜下降を避け、中央稜を再度下る。

なお、岩が脆く危険なことから、先行パーティーである、埼玉の山岳会、岩つばめと大宮アルパインクラブ所属のおふたりと合同で下ることとした。
ザイルが4本となったため、先に下りたものが使用していない2本を持って懸垂をして次の懸垂の用意をしていくという方法で下っていった。

結果的に、一の倉沢出合には16:00に戻りことが出来、帰宅時間は前回とほとんど変わらなかった。

登攀開始

3ピッチ目右へトラバース

ところどころ岩が脆く慎重にピッチを伸ばす

   6:30起床 7:00一ノ倉沢出合 8:55中央稜登攀開始 11:50衝立の頭
   12:30懸垂下降開始 14:45中央稜基部16:00一ノ倉沢出合

中央稜からの滝谷スラブ

大宮アルパインクラブ、岩つばめの先行パーティーのおふたりさま、ありがとうございました。