2007/8/25

モミソ沢で沢初体験

メンバー:会員3(男性2、女性1)


【登場人物】

ジェリーさん(仮名)・・・山・海・川の大ベテラン。還暦を過ぎ、さらに精魂傾け遊んでいる。時々は仕事もしているらしい。

チバチャキあに(仮名)・・『アルパイン系』の仲間を常に探し求めているせいか、虚弱軟弱菊奴を、つい安易にアルパイン3号などと呼んでしまう。

菊奴(仮名)・・・謎のビショ。

今回は菊奴の初の沢体験ということで、チバチャキあにが、慎重に選んでくれたのが丹沢モミソ沢。大御所、ジェリーさんの参加もあり、ベテランふたりに手取り足取り尻押しの指導を受けながら、菊奴、大名旅行ならぬ、沢お姫様?ツアーと相成りましたレポート!

825日、連日猛暑の続く中、渋沢駅発大倉ゆきバス内で3名が合流。9時前というのに、すでに気温は30度を超えている。バスは30分足らずで終点大倉へ。売店、食堂、トイレ完備で、紅サルビアが咲く公園風円形花壇までもあり、登山口というよりはサービスエリアという風情にびっくり。

「のんびり行きましょう。じゃないと、昼前に終わっちゃうから」とチバチャキあに。汗をかかないように、ゆっくりのんびりと沢に向って下る。汗かいたけど。

1時間もすると、水音が近くなり、木々の間から川面が見え隠れしはじめた。初心者の菊奴を気遣い、川岸へ下りる場所を吟味するチバチャキあに。なんて親切なんだ。

そんなこんなで、どっこいしょと沢に降り、いよいよ沢支度。袋に足を通し、底フェルトの本格的な!靴をはく。沢用の指なし手袋も忘れてはいけない。この3点セットは、3日前に南町田のモンベルで買ったばかり。普通の靴と違って、犬の散歩で足慣らしというわけにもいかず、今回がほんとにほんとの靴おろしとなる。脱いだハイキングシューズは、これまたおニューの防水用内袋に入れて封印。これでナイアガラの滝に打たれたって大丈夫らしい。荷物はね。仕上げはチバチャキあにから借りたハーネスとヘルメットで、イチブのスキもない沢モードが完成!したのは菊奴だけで、ジェリーさんもチバチャキあにもお仕度なし。「濡れないから。水なんてほとんどないから」って、どうすんのよ!このカッコ。

と、前置きがずいぶん長くなってしまったけれど、要するにモミソ沢は小滝あり、ゴルジュあり、チムニーありの豊富なバリエーションで、メニューでいえば、レディースランチ並の品ぞろえ。もしくはスマップばりの個性揃え。結論、初心者練習コースという割にはベテラン組も結構楽しめた、と。谷底は深く、涼しく、誰にも会わず、私たちだけの貸切状態だったのは相当に爽快だった、と。

予定の時間を大幅に延長せざるを得ないほど、菊奴が岩の真ん中で立ち往生したとか、襲いかかる大木と大格闘を繰り広げたとか、底なし泥沼にはまり、命がけで脱出したとか、

詳しくいえば、それはもうロードオブザリングかインディージョーンズかって大冒険だったけれど、あまり語りたくはない。誰もカメラを持っていなくてよかったよ。

人と出会うたびに、全身泥だらけの菊奴を指差し、「わたしがやったんじゃありませんから」って、わけのわからない言い訳するのはやめてください、チバチャキあに。

靴底に吸盤つける方法、教えてください。ジェリーさん。

【コースタイム】

渋沢8時46分大倉行き 〜 大倉 9時20分〜 モミソ沢出会い 10時30分〜

モミソ沢 〜 大倉尾根 〜 大倉 〜 鶴巻温泉「弘法の里」着16時30分 〜

「とりあえずビール」17時30分