2007/7/21-22

笛吹川東沢釜の沢東俣から甲武信ヶ岳

メンバー:会員4、会員外1(男性4、女性1)


21日 西沢渓谷 6:30 ―― 乙女の滝 9:40 ―― 東のナメ 10:00 ――
    釜の沢出合 12:00 ―― 魚止滝 12:15 ―― ナメ千畳 12:30 ――
    両門滝 13:40 ―― テン場 16:00
22日 出発 8:00 ―― 四段の滝上部 9:00 ―― ポンプ小屋 11:10
    甲武信小屋テラス 昼食 ―― 山頂 13:00 ―― 戸渡尾根下山

釜の沢は甲武信への登路として昔から利用されていたと聞く。
両岸から滝をかけ、深い釜をかかえ、そしてナメがあり、変化に富んだ渓相で遡行したい一本であった。

 昨夜来の雨も上がり、曇天ではあるが降られないだけでも良しとする。我が5人パーティーは東沢に下りて、しばらく歩くがルートが判然としない為、左岸へ巻き道を求め進むがかなり悪くロープを出す。(鶏冠山登山道横からが伸びるのが旧登山道かと思ったが、河原を歩いた方が良いらしいです)
30m下方を見ると河原を2人パーティーが歩いて来た。かなりのアルバイトをしてしまった。しばらく歩いて両岸より滝が現れてくる。右岸から乙女だろうか!美しい東にナメ沢に、始め左岸の水ぎわを歩くが滑りやすく、引き返し右岸より巻く。そして、魚止め滝には12時ごろか、ガイドブックの倒木をたよりに登るとあったが流されていて、左側のスラブをロープを出してもらい登る。これより楽しみにしていたナメの連続だ。暑い日なら水と戯れたい気分だ。紅葉の頃もきっと美しい景観だろう。
 しばらくして西・東俣の合流する両門の滝に出る。なかなかの滝である。(両門の滝の高巻きはルート取りが難しいように感じました。マヨイ沢まで巻いた方が良さそうです。)これよりゴーロを歩く。そして4時近くなった為、テン場を決める。途中テントポールを水流にの飲み込まれてしまった為四方の立木とロープで何とか設営できた。(バックアップも取らずザックの横にポールを着けるという単純ミスが原因)
 焚き火はやっと炎を増し安定し、安堵する。イワナではなく、なぜかいわしがザックの中から出てきて串焼きにした‥という何ともオツである。酒も終わりいつかねむりに着く。

 朝目覚めると曇天であるが、装備を着け歩き始めて四段40mの滝を登る頃には少しだけ晴れ間もあり、ぬれた身にはうれしい日差しだ。疲れた体をだましだましやっとの思いでポンプ小屋に11:00着もうすぐ小屋との事で、ほっとする。
 小屋のテラスを拝借し、パスタの昼食をすますとKさんよりコーヒーの差し入れがあり、ありがたくいただく。全員で甲武信をピストンし戸渡り尾根より下山、疲労困憊したが、充実した釜の沢であった。(W記)

いわし 両門の滝
魚止めの滝 焚き火
甲武信小屋 ナメ千畳
山頂