2007/6/29-7/1

小渕沢から静かな尾瀬へ

メンバー:会員2、会員外1(男性1、女性2)


【コースタイム】
6/30 大清水7:30−林道橋入渓9:15−登山道14:00−小淵沢田代15:00−尾瀬沼ヒュッテ16:00
7/1  尾瀬沼ヒュッテ8:00−沼尻9:00−三平下10:00−一之瀬休憩所11:40−大清水13:20

【報告】
未だ訪れたことが無かった尾瀬沼へ簡単な沢からGo!ということでこの計画。前夜泊した大清水の駐車場からまずは6km強の林道歩き。空はどんよりしているが天候は良い方向に向かっているので何とか持ちそう。林道歩きにはこんな空模様の方が涼しくて良いかも。直ぐに尾瀬沼方面への道を分けて奥鬼怒スーパー林道に入る。我々意外誰もいない静かな道を黙々?とおしゃべりしながら歩く。途中釣師のおじさん一人とすれ違っただけだった。林道右下を流れる片品川は前日までの雨のせいかすんごい濁流。本当に沢登りなんか出来るのか不安になりながら覗き見る。50分で小淵沢林道の分岐点、さらに50 分程で林道が沢を横切る橋。この袂から入渓する。小渕沢も普段より水流量が多そう。女性二人は入渓しないだろうと思ったとのことですが、これしきでへこたれていてはいけません。橋の下で沢装備を付け出発。前述の通り水量はそこそこあり事前にイメージしていた感じと違い初心者でも楽しめるはずの小滝や近いナメ滝がちょっとした核心部分に変わっている。それに開放的な明るい沢のはずなのだけれど天気のせいか寒いし水も凄く冷たい。7mスダレ状の滝を最初巻こうとしたらN女史より直登せよとのお達し。何とか汗かきながらリードで左から登り後続を笹を支点にしたお助け紐でカバーする。M女史も最初のナメと2段5mほどのナメ滝で滑り落ちたりして楽しく登る。直登できる滝も多いので初級者がワイワイ登るのに丁度良い沢だと思います。途中の二股で左に取り、最後の12mの滝を高巻くとぐっと源頭部っぽくなる。そのまま水流沿いに笹を分けながらこれでもかと進むと笹が駆り払われた登山道に出ました。結局、高巻きは二箇所行いましたが途中で自分のカメラの電池が切れ、N女史のカメラは水没して記録取れず、無念であります。最後の高巻きはいやらしく泥壁の笹掴み登りとなるのでザイルを出しました。登りで痺れたのはここと15mぐらいの滝の水流右を登った時でした。水が流れ沢状態の登山道を左にとり、30分ほど歩くと突然の様に大きく開けた小淵沢田代に出ます。半ば沈みかけた素朴な木道が一本湿原の真ん中を貫いていますが、ここが尾瀬だということを忘れるくらい人っ子一人いません。我々だけの貸切状態です。湿原の真ん中から立派な尾瀬らしい木道となったのでここで沢装備を解除して登山靴に履き替えました。尾瀬沼ヒュッテへは1時間程で到着。夕食後、3人で大江湿原の途中まで散歩しました。
N女史が小屋のお兄さんに今日登ったコースを何度か説明しいましたが沢登りとは理解してもらえなかったっぽいです。
翌日は快晴の空の下尾瀬沼をまったり一周。各休憩小屋で飲み食いしながらのまさに周遊旅行でした。

反省
・ロープは着けて登りましょう。特に薮の場合は上から投げることが出来ません。(当たり前)。
・夏といえども濡れると寒いです。テルモスにお湯を用意しておきましょう。

小淵沢.入渓直後のナメ滝

小淵沢.尾瀬の湿原

小淵沢.尾瀬沼と燧ケ岳

小淵沢.多段の滝