2007/5/27

千葉 湊川 梨沢

メンバー:会員2(男性1、女性2)


しょぼい沢でもそれなりに楽しいぜ!千葉 湊川 梨沢

【山域】千葉 湊川 梨沢
【行程】梨沢橋9:45−6m大滝−堰堤12:30−詰めピーク13:00-梨沢橋14:20
【報告】
暑くなったら直ぐ沢である。という訳で今シーズン初っ端は一度はシャレで行ってみようと思っていたこの沢を選択。実はアクアラインを初めて使った。こいつは早いぜ。9:30には目的地の梨沢橋に着く。
本来の入渓地点は林道を上がった先の様であるが同行者が全くの沢初体験ということでちょっといじわるしてここから入る。
しかし集落の中なので沢というより用水路でした。でもちょっと歩くと千葉県特有の砂岩でできた滑床を歩く様になりそれなりに歩き易い・・・と思いきや単なる河原歩きが結構長くて飽きる。水もなんとな〜く濁っていて間違っても口に入れたく無い感じ。
沢全体は砂岩の壁で囲われた広いゴルジュ。南国風に常葉樹が茂って異郷気分。浅い流れの中を倒木と蜘蛛の巣を払い、ハヤの群れを蹴散らし、カエル達を追い込みながらてジャブジャブ進む。しかし全く登っている雰囲気が無い。これは正に沢歩き。一応、ヘルメット、ロープ、ハーネスを用意したが全く不要。
1時間程でゴルジュの壁が高くなって暗い感じとなると6mの大滝。これまでテロテロ歩いていたので一同感激!(他の沢なら単なる小滝だけどね)しかもこの沢唯一の滝。水量が多く左の階段部分も水流となっていてちょっとしたシャワークライミング気分。この際はしばらく比較的綺麗な滑床と釜のへツリ等がありちょっとだけ沢登りしている感じになった。(沢登りを期待するのであれば大滝の手前から開始することをお勧めします)
相変わらず登らないが沢筋は右に左にクネクネと進み“もういい加減飽きたぞ”と思ったら堰堤に到着。右はザレて嫌らしそうなので左の潅木を頼りに高巻いたが此方もズルズル。堰堤の上部からは平凡な小川となって適当に右に上がるが放棄された田圃跡ということで底なし沼状態。鹿さん?の踏み後を辿って急斜面を木登り。痛いイバラが茂っていたが鹿さんは抜け道を知っているらしくうまく林道に抜けることができた。後は舗装された林道を永遠と進み素堀りのトンネルを3つくぐって梨沢橋まで戻って終了。
やたら里くさい沢。もし行くのであれば冬がお勧めかも。真夏は嫌ですね。まあ二度と行くことは無いでしょうけど。
こんな感じ 大滝の上から
6m大滝 入渓地点