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99  谷川岳東尾根
日程

2010年3月13日

メンバー 参加者:U, N
詳 細


【コースタイム】
5:40谷川岳指導センター 7:17一の倉沢出合から10分程上部
9:05シンセンのコル 13:40第1岩峰上部 14:45オキノ耳 15:00肩の小屋
16:05ロープウエイ山頂駅

ステーション泊まりの前夜、1時ごろバスで着いたらしい大量の登山者があちこち車座で宴会を始める始末。良く眠れずおまけに起床は30分遅れの4:30。天神尾根の富士山化がはじまったのか?慌てて先行したG遊のTさん3人パーティを追いかけるがセンターで準備中、先行させてもらう。

今年の谷川は例年より雪が少ない。林道のデブリも殆ど無い。一の倉沢のデブリは下部だけで歩きやすかった。
シンセンのコルからはロープを出すつもりは無かったが登りはじめてすぐにロープを出す。
この2週間の寒暖の差で雪が少なく中途半端に凍っている感じ。下がシャーベット状アイスで上が浅い雪。
シンセンのコルからはB山岳会の6人の後を進む。第2岩峰は右から捲く。
B山岳会が第1岩峰を直登したので我々は一の倉沢側から捲くことにした。
傾斜の強い、凍結した急斜面のトラバースだった。トレースも無く、バイルでホールドしながらピッケルでステップを切り、慎重に進む。
露岩が出てきてバイルを使えない下降局面が最悪。ブレードでステップを切りながらの行動は40数年ぶり、すっかり昔を思い出してしまった。トラバースなのでセカンドが心配だったがすんなり来てほっとした。

頂上直下は深いラッセルの雪壁から雪庇下の壁にでる。上部の雪庇が異常に大きく何処を突破するか判らず行ったり来たりして迷ってしまった。そのうち岩峰を直登したB山岳会の最初のパーティが追いつきルート経験豊富なリードが雪庇の切れ目を突破してくれた。
G遊パーティも第1岩峰へ達しているの確認したので強風のオキの耳を後にした。無人の天神尾根を下るが凄まじい数のトレースがある。昨夜のステーションの混雑が理解できた。埋まっている避難小屋付近で昔所属したK山の会の4名と遭遇。談笑もほどほどにロープウエイの運行終了前に駅到着。反省としては Snow picket を1本持っていけば安心だった。


クランポンをつけ一の倉を登りはじめる。 デブリを背景に。巨大の岩のかたまりと同じです。

朝日を受ける一の倉沢。コツプ状岩壁がコップの様です。 一の沢上部。先行するB山岳会6人パーティ。

第二岩峰を越えて先行する先行パーティ。 第一岩峰への中間地点で休憩する先行パーティー。

後続パーティー  我々は第一岩峰を一の倉側から岩場を回避。しかし雪の状態が悪くプロテクションの無い最悪のトラバース。難所を越えて安心するN

頂上直下の雪壁を登るN。その後頂上直下の巨大雪庇の突破に苦労。うろうろしてしまった。 肩の小屋の上の標識にて。一般ルートは安心です


 
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