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131 谷川岳雪上訓練
日程

2010.12.12

メンバー 参加者:U野・N雪・M平・O平・S藤(報告者:S藤)
詳 細

報告:S藤
(12日11日)
21:00神田集合―24:40谷川岳ベースプラザ着(ベースプラザ泊)
・土曜夜の首都高は結構混んでいて、都内を出るまでに時間がかかってしまいましたが、関越道は空いていました。水上ICを降りてからの一般道には雪はほとんどなく、ところどころ道路沿いにとけ残った雪が少しだけ転がっていました。
・ベースプラザ内は暖房が効いていて、すでにシュラフで眠っている人がたくさんいましたが、まだまだスペースに余裕はありゆったりと5人並んで眠ることができました。朝まで熟睡です。
(12月12日)
6:30起床(朝ごはんと準備)→谷川岳ロープウェー8:20発―天神平駅・・・天神峠(訓練)・・・10:30谷川岳肩の小屋・・・トマの耳・・・天神尾根にて訓練・・・13:00天神平駅~~温泉に入って途中夕食―20:00頃神田着

今回の訓練のメニュー
アイゼン歩行/アンザイレン/スタンディングアックスビレイ/滑落停止/ビーコン

・出発前にハーネスをつけ、ロープウェー駅へ。天神平駅でアイゼンをつけて登山開始。雪はだいたい15cm、たまに多いところで25cm位積もっていました。まずはじめにU野さん、N雪さんからアイゼン歩行についてレクチャーを受けました。

・天神峠周辺では、他にもいくつものグループが訓練をしていてにぎやかな雰囲気でした。

・天神峠では、アンザイレン歩行やロープの処理について習い、以降歩行の練習のためにM平さん・O平さんの2人がロープでつながり、Uさん・N雪さん・S藤の3人がつながって歩きました。つい先日も雪山を歩いてきたM平さんは余裕な様子、O平さんは今回初の雪山ということでしたが、さすがは現役大学生、アイゼンをつけても普段どおりな様子で登っていました。私は一番最後を歩いていたのですが、疲れて夢中になるとロープをちょうどいい長さに伸ばしながら歩くことができなくなってしまいたるませてしまって前を歩くN雪さんにロープを踏ませそうになったり、反対に歩くのが遅れて、結果ロープを張りすぎてしまうことが何度かありました。山に行くといつも思うことだけど、もっと体力をつけたいと思いました。

・下りながら途中の雪が深いところで、スタンディングアックスビレイの練習をしました。雪が少なかったのでピッケルを刺すとピッケルの先端が土に届いてしまいましたが、雪の多いところを狙って練習しました。みんなうれしそうに転び、ビレイ練習も成功しました。私が体重差のあるO平さんをビレイした時には、ピッケルが瞬間的に抜け飛んでしまいましたが、ボディビレイが効きすぐに止まったのでなんとかなってよかったです。

・下りきってからは、広々とした場所で滑落停止とビーコンの練習をしました。滑落停止の練習はすごく楽しくて何度も試してしまいました。雪の上を転がるのは、安全な場所に限っては、とにかく楽しい。ビーコンは、うまく動かせなくて操作に手間取ってしまいました。こんなことではいざというときに困るので、下界で練習しておかねばと反省です。

・今回、冬の谷川岳にはじめて登ることができ、訓練までできて大満足の1日でした。下りの頃には晴れ間も出て、樹氷が見えたり、登ってきた山頂も青空にくっきりと姿を見せ、景色も楽しむことができました。そういえば、今回はいろいろと夢中に行動していたのでずっとサングラスをしていました。天神平駅でサングラスをはずしたときに見た鮮やかな雪景色は本当にきれいで、途中でもっとサングラスをはずして景色を見ておけばよかったと思いました。一日半とても楽しかったです。訓練をしてくださったU野さん、N雪さん、一緒に参加したM平さん、O平さんありがとうございました。


感想:O平
初めて冬の谷川岳に行った。
 これまで一度冬の雲取山へ行ったことがあったが、その後はケガやOBの引退があり雪の活動はしてこなかった。そしてアルムクラブへ入ることにし早々雪訓の活動があることを聞き、思い切って参加することにした。
 谷川岳の雪量は経験者の皆さんは少ないと仰っていたが、私には別世界と感じられる十分な量だった。天神平から歩行練習を兼ねて山頂に向かった。天候は悪い予報だったので、途中の避難小屋付近で、訓練なのでここで引き返そうという雰囲気にもなったが、つい山頂まで行ってみたいと言ってしまった。早大探検部の部室に転がっていた初めて履く靴は思ったよりも馴染み、もっとたくさん歩きたい、それがピークまでなら最高だと思ったからだ。そしてピークまで向かうことになったが、ピークに近づくにつれてどんどん山容が変化していった。まず天気がどんよりとし、雪が強くなった。積雪量もさっきよりも増えた。これ以上天気が悪くなったら帰れなくなるのではないかと感じ、素人がピークまで行きたいと言ってしまったのを少し後悔した。幸い体力的には問題なかったので、どんどん登っていけた。雲が見たことのないスピードで頭上を過ぎるのでびっくりした。
 ピークにはすぐに着いたという気がした。着いてからは天気が良くなってきており下り途中には隣の尾根や天神平も良く見えた。下山時は長く感じたので、登り時は集中し興奮して登っていたのだろうと思う。途中で今回のメインである雪訓をしながら下山した。次は泊まりの雪山山行で雪上の生活を楽しんでみたい。




ロープウェイ乗り場 ゲレンデ

アンザイレン

天神尾根 天神尾根

トマの耳 下山

下山2 スタンディングアックスビレイ

ビーコン訓練

 
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