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130 阿弥陀岳南稜
日程

2010.12.4-5

メンバー 参加者:Ichiro,Mataro(記)
詳 細

去年、吹雪で敗退した阿弥陀南稜へのリベンジです。

12月4日
6:30都内合流後、中央道を走る。 天気は快晴。
でも「周囲は快晴だけど、八ヶ岳だけ雲を被ってる」なんてしょっちゅうなので、最初は半信半疑。
その後、八ヶ岳がハッキリ見えた時点で二人とも歓声。
富士山から南アルプスから八ヶ岳までハッキリ見える。

軽食&トイレに寄ったPAにいた十数分の間に雲がかかってきて一時は不安になったが
結局、2日間で雲を見たのはコレが最初で最後だった。

10:30出発
数日前に降ったであろう雪で、舟山十字路もうっすらと雪は積もっていた。
旭小屋からでは無く、今回も直接稜線に取り付くルートを選ぶ。
13:00 立場山
朝は風が強かったせいか樹林帯でテントを張っているPTが多い
今はほぼ無風のため、このまま進む。
途中、テントを張っていた先行PTを出会い談笑。
「最高の景色ですね」
14:40 P1
目の前の南稜、右手前に赤岳、右後方には編笠山と権現岳。
振り返れば、遠くに富士山、南アルプス、中央アルプス北アルプスと日本の名峰達がズラリ。

P1P2の間でテントを張り幕営準備。
夕焼け時には、すぐ裏のP1へ行きまた絶景を楽しんだ。

12月5日
素晴らしい日の出を眺めてからの出発。
この日は先頭PTとなる。事前の調べ通りP2、P3と左から巻く。

08:00 P3取付き
核心部のP3にてロープを使用。
取り付きにはリングボルトにワイヤーがかけてあった。

1P目Ichiroリード
ビレイポイントは風も無く寒い思いはしなかったがルンゼ内は風があり
ビレイ中は寒くコールも通らなかった。
程よく雪のついたルンゼを登っていく。

2P目Mataroリード
トレースは左の草付きに向かっているが引き続きルンゼを上がる。
ピックを刺し、足を蹴りこんで快適な登りで殆どが雪面だったが、
氷あり、草付きあり、岩ありと楽しい箇所だった。

終了点でロープを解いて、再度稜線歩きとなる。
P4を右に巻いたあとは、360度絶景の山頂へ。
09:30 阿弥陀岳山頂

一向に雲が出る気配の無い中で長めの休憩を取って
この貴重な快晴の景色を楽しんだ後、御小屋尾根にて下山。
13:30 舟山十字路

去年は自身の初アルパインで「付いていくだけ」で天候に恵まれず敗退となった阿弥陀南稜を
今回、Ichiroさんと二人で2日間爽快に登れたのはとても良い経験となったと思い
今冬シーズンの初山行としても素晴らしい内容になった。


P1から阿弥陀岳を望む P1からの夕日

夕焼けの阿弥陀岳 山頂から見る南稜

山頂にて




 
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