78_3.剱岳合宿 4日目 源次郎尾根
日程

2009年8月11日

メンバー

Ue,Hosorin,Asa.,Ichiro, Nayu,Yuri

詳細

昨日は、台風の影響による暴風雨のため一日停滞となったが、いい休養となった。今日は天気も回復し、風もなく絶好の日和だ。
4:00起床。
5:00薄明るくなってきた劔沢を出発。劔沢の支流を下っていくとすぐに本流の雪渓と合流する。ここからは雪渓の上を歩くので、アイゼン、ピッケルを装備した。所々薄くなって穴があいているので踏み抜かないように注意して歩く。右にゆっくりカーブして行った先に大きな岩があった。この岩は平蔵谷の雪渓の最下部に位置していて、見上げると平蔵谷にはまだたっぷりと雪がある。この平蔵谷の右側の草付きが源次郎尾根取付点だった。明瞭な踏み跡があり、色あせた赤い布が結ばれていた。ここで装備を整え、ヘルメットをかぶって登攀開始!
まずは、緩傾斜を登った突き当たりにかぶり気味の涸れ滝。大学生パーティーがとりついていた。その後は、樹林の中の登高が続き、ややあって開けた場所に飛び出す。斜面を右手にトラバースし、T峰上部岩壁を目指して稜線を進む。そして、T峰ピークへ。ここからU峰のコルまでいったん大きく下る。さらに、コルからU峰ピークへ登り返す。このT峰からU峰にかけての稜線は、八ツ峰の全貌を真横から見渡すことができ素晴らしい展望だ。U峰ピークから少し下ったところにU峰―V峰のコルへの30mの懸垂下降支点があった。太い鉄杭・鉄鎖・残置スリング・ロープ。ここが核心部。このルートのハイライト。慎重に、快適に、降りる。あとは、U峰―V峰のコルから劔岳の本峰までの緩い斜面をひたすら登る。ガラガラの砕石や手を使う岩場もあって飽きさせない登りだ。
そして、11:00劔岳山頂に立つ。皆で両手で固い握手をして祝し、しばし周囲の大展望を楽しむ。 

12:00素晴らしい天気に感謝しつつ、別山尾根を下山。カニのヨコバイや梯子場を過ぎ、浮石に気をつけながら下った。
14:30劔沢小屋に到着。源次郎尾根完登を祝って乾杯!

源次郎尾根全貌

アイゼン、ピッケルを装備して平蔵谷に下りる。源次郎尾根取付へ。


斜面を右手にトラバースし、T峰上部岩壁を目指して稜線を進む。 T峰ピーク。ここからU峰のコルまでいったん大きく下る。

コルからU峰ピークへの登り返し。このT峰からU峰にかけての稜線は、八ツ峰の全貌を真横から見渡すことができ素晴らしい展望だ。
U峰ピークから少し下ったところにU峰―V峰のコルへは30mの懸垂下降。核心部。

U峰―V峰のコルから劔岳の本峰までの緩い斜面をひたすら登る。
ガラガラの砕石や手を使う岩場もあって飽きさせない登りだ。

山頂。両手で固い握手をして祝し、しばし周囲の大展望を楽しむ。






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