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2009年
68.赤岳天狗尾根
日程

2009年4月11日〜4月12日

メンバー

U代表・kuni・Nay・Mami・Yuri 計5名        報告Yuri

詳 細

第1日目 4/10(金)晴れ

20:00 神田→中央道→八ヶ岳SA
23:30 「八ヶ岳SA」東屋の下でテント
02:00 消灯


第2日目 4/11(土)晴れ <歩程;美しの森駐車場から赤岳沢出合小屋まで上り3h>

06:00 起床
08:10 Kさんと合流し、八ヶ岳SAを出発。美しの森駐車場に向かう。
09:45 美しの森駐車場を出発! 
  ↓   <林道を1時間ほど歩き、いくつかの堰堤を越え、10回ほどの徒渉を行う>
12:40 出合小屋前到着。幕営。
  ↓   雪のテーブルとイスを作り外でティータイム。隣のテントの群馬のパーティと交流。
19:30 牛肉たっぷりの美味しいスキヤキ鍋の夕食。
21:00 消灯。



第3日目 4/12(日)快晴 <歩程;小屋から岩場まで3h、岩場3h、ツルネから小屋まで4.5h、小屋から駐車場まで2.5h>

04:00 起床
05:25 幕営地を出発。数回の徒渉を経て樹林帯の急坂を登り、クマザサの中を進み、また樹林帯の急坂を登る。
08:30 やっとカニのハサミが見える岩稜帯に出る。
  ↓   大天狗を巻いて肩に出て、さらに雪壁をトラバースすると小天狗が見える。
11:45 小天狗はその下部を左から簡単に巻くことが出来た。最後は、緩やかな雪稜を辿り主稜線に出て終了!
12:00 休憩後、梯子、鎖場、急なガレ場、雪壁を下りキレットへ。
  ↓   キレットに下った後のツルネへの登り返しはきつかった。
13:30 ツルネ到着。
  ↓   ツルネ東稜の下りには複数のトレースがあったが迷わずに地獄谷に下り立つ。
      ただ、頻繁に踏み抜いたりして時間がかかる。イヤな感じの徒渉もあった。
16:30 出合小屋幕営地に戻る。温かいコーヒーを飲み、テントを撤収して荷物をまとめる。
17:25 下山。
  ↓   こんなにも何回も徒渉をしたのかと思うほど、徒渉が出てきた。
  ↓   林道歩きが長く、長く感じられた。
19:50 美しの森駐車場に帰着。

目の前には赤岳、振り返れば天狗尾根上の鋭い岩峰、見渡せば権現・旭、阿弥陀、清里の町並み、遠く富士山、南アルプスの山々、と360度の展望が広がり、感動で胸がいっぱいだった赤岳天狗尾根。                       天狗尾根はバリエーションルートとしては初級といわれているけれど、私にとっては、今日の行動時間が14時間30分という体力的な面でも、不安定な雪のピッチや岩壁登りの技術的な面でも、すごく手応えがあった。こんな私が天狗尾根を完結できたのはアルムのみなさんのお陰だ。本当に嬉しかったし、疲れたけれど、忘れ難い山行となった。


 

川筋に入ると10回ほど徒渉を行う。往路は飛び石で行くことができたが、復路は水量の増加と疲れが相まって靴を濡らす。 雪を踏み抜いたり、木の根っこをまたいだり、クマザサを踏んだり、と登っても登っても尽きることのないような樹林帯をひたすら登る。

森林限界の雰囲気が漂い、開けた岩稜の上に飛び出す。
やっと、カニのハサミだ。左に巻いても行けるし、直登でも登れる。

 枯れた草がホールドとなる草付きルンゼの直登する。
 

大天狗の壁をリードするU代表。岩場を登り肩に出て右から巻く
 雪壁をトラバースすると小天狗の岩峰が直立して眼前に迫る。

小天狗の岩峰はコルから左に巻き稜線に出る。最後の雪稜だ。
主稜線に出て登ってきた天狗尾根を振り返る。清里の町並み、遠く富士山、南アルプスの山、これから向かう旭や権現のパノラマが広がる。

キレットの雪道縦走路からは天狗尾根が素晴らしい眺めだ。
忘れ難い山行となった赤岳天狗尾根。ツルネに登るとブルーの空に(右)東面から天狗尾根の鋭い岩峰が突き上げていていた。







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