天気:快晴
コースタイム: 谷川岳ロープウエイステーション 5:10
マチガ沢本谷一の沢 6:30
東南稜取り付き 9:40
オキの耳登攀終了 11:40
天神峠ロープウエイ駅 14:00
既に我々がロープウエイステーションを出る頃は クライマーらしき人々は居なくなってしまった。
谷川警備隊の山行届の箱も空っぽになっておりもう回収されてしまったらしい。何処へ行っても出
遅れてしまうのが最近のパターン。しかしながら マチガ沢には本谷を詰める1組だけしか見あたら
ない。第一展望台より本谷に降りハーネスを着用。マチガ沢は初めてであったが、一の倉や幽の沢
に比べると明るくて広い。広いのが間違いの基と忠実に沢沿いを登る。一箇所だけ右岸から登る箇
所でロープを出す。更に登り右左と微妙な
ところで左の水量の多い方を選択。これが間違いだった。滝を右から登り急な草つき状の沢を詰め
るがどうも東南稜の取り付きから左上へ離れていく。高度計で1700m位から東尾根方面へ草つきの
トラバースすると尾根の上から東南稜の取り付きが確認できた。視界が良くラッキーだった。さら
に急な草付きを下り取り付きに向かっているルンゼ状にでることが出来た。どうも四ノ沢を登った
のが間違いの原因らしい。
東南稜の取り付きは明瞭、ルートも明瞭だった。1P目が多少濡れており滑りやすいが残置も豊富
で問題ない。ただ シュリンゲ類が古く今にも切れそうものが多くビレイには使えない。2P目は
滝を直上するつもりだったが簡単なコースに妥協し滝を右に廻り込むような結果となった。3P目
は凹角に戻り壁の突き当たりを左のカンテに出てそのまま容易に尾根上を登る。ここでトマノ耳と
オキノ耳の頂稜上のたくさんの登山者に露出することになる。ここから左に草付きを捲く踏み跡が
あり頂稜にでることが出来るが 天気も最高だしオキノ耳直下の潅木の紅葉も綺麗なので ひたす
ら稜線を2P登る。今まで経験したことが無かったが沢山の観衆の見守る中の登攀だった。本当は
簡単なのだが頂稜から見ると立っているよう見えるのかもしれない。最後はオキノ耳直下一番紅葉
している潅木を申し訳なく掻き分けてオキノ耳の下の稜線で終了した。
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